Eni社、AWSと協業して共同地球科学プラットフォームを開発 #AWSreInvent #ENU202
AWS認定トレーニング講師の平野@おんせん県おおいたです。
今日は「Eni works with AWS to develop its collaborative geoscience platform」というタイトルのセッションについてレポートします。
公式セッション紹介(日本語訳)
Eni社とAWSが共同開発したGECOは、地質学者のワークフローを最適化するために設計された最先端の地球科学プラットフォームです。ユーザー中心の設計を優先するGECOは、地質学者が創造性とジオモデリングに集中し、データ管理タスクを最小限に抑えることを可能にします。このセッションでは、このプラットフォームがどのようにAI/ML機能とダイナミックなマップとボリュームのビジュアライゼーションを統合し、従来のプロセスを簡素化するかを学びます。最初のローンチでは、データ抽出とコラボレーションに重点を置いており、さらなる機能拡張を計画しています。現在、地質科学者はデータとコラボレーションに多くの時間を費やしています。GECOはこれを削減し、意思決定を改善し、認知バイアスを最小限に抑えながらジオモデリングを強化することを目指しています。
オンデマンド動画
概要/オススメポイント
このセッションはイタリアのエネルギー企業Eni社のAWS活用事例についてです。
エネルギー会社は「安全性と信頼性」「クリーンで持続可能」「手軽な価格」のバランスをとる必要性に迫られてます。
Eni社ではこのような環境下で、地球科学/地質学の研究を元に、未来を切り開こうとしています。
地質学はアナログな地道な研究の積み重ねです。そしてその研究結果のデータが世界中に散らばってます。これらをコラボレーションすれば、さらなる発見が期待できます。
そこで、AWSを活用してGECOというプラットフォームを開発しました。これは革新的な地球科学プラットフォームで、構造化・非構造化データを検索・アクセス可能にすることで、天然資源の持続可能な利用と地質災害モニタリングのために地球科学者を支援する共同スペースとなります。また、オープンで拡張可能なエコシステムで、複数のコンテンツプロバイダからのデータの統合をサポートし、サードパーティアプリケーションとの統合のためのAPIを提供し、新しいタイプやドメインをサポートする拡張可能なデータモデルを提供します。さらに、領域を超えたエコシステムで、地質資源の探査、開発、モニタリングから再生可能エネルギー開発まで、エネルギー転換をサポートします。また、教育やトレーニング活動のためのツールも備えています。
セッションでは、GECOのデモが披露されています。ぜひセッションビデオをごらんください。
現在のGECOはまずはMVPとして基本機能が構築されています。
今後もさらに展開する予定とのことです。
データ分析、サイエンスに興味のある方にオススメです。
まとめ
セッションの概要を紹介しました。ご興味があれば上記のリンクよりセッション動画をご覧ください。
また、英語が苦手な方は、YouTubeの概要欄の「文字起こし表示」を活用してみて下さい。例えば文字起こしのテキストを翻訳ツールに簡単にコピペできます。
皆様のスキルアップのお手伝いになれば幸いです。